仮交際でまだ好きじゃない。何回会えばいい?「好きになるか」の前に考えてほしいこと

 
結婚相談所で仮交際が始まって、何度か会ってみた。

嫌な人ではない。

むしろ、いい人だと思う。

話していて特別困ることもない。

でも——

「好きかと言われると、まだよくわからないんです」

そんなご相談をいただくことがあります。

そして、

「もう3回会ったんですけど、そろそろ判断したほうがいいですか?」

「何回会って好きになれなかったら、お断りしたほうがいいですか?」

と聞かれることもあります。

でも私は、こういうとき、

「○回会ったら判断しましょう」

とは、あまり考えていません。

同じ3回でも、その3回でどんな時間を過ごしてきたかは、人によってまったく違うからです。

大切なのは回数よりも、

二人がこれまで、どんな関係を作ってきたのか。

そこから一緒に見ていきます。


まず「好きじゃない」だけでは、今の状況がわからない

「まだ好きじゃないんです」

と言われたら、私はまず、

「これまで、どんなお話をしてきましたか?」

と聞きます。

そして、

お相手のどんなところを「いいな」と思っているのか。

反対に、

「ここはちょっと嫌だな」

「少し気になるな」

と感じているところはあるのか。

一緒にいるときの居心地はどうなのか。

そういうところを、率直に聞いていきます。

なぜなら、

「好きじゃない」という言葉だけでは、その人が今どんな状態なのかわからないからです。

3回会っていても、ずっと仕事や趣味の当たり障りのない話だけをしている二人もいます。

一方で、2回しか会っていなくても、お互いの考え方や大切にしていることまで話せている二人もいます。

だから、

「何回会ったか」だけでは、二人の関係がどこまで進んでいるのかは判断できません。


「まだ好きじゃない」と「異性として見られない」は違う

もうひとつ確認したいことがあります。

それは、

「まだ恋愛感情が生まれていない」のか、
「そもそも異性として見ることが難しい」のか。

ということ。

この二つは、似ているようで違います。

生理的に難しい。

触れられることを想像すると嫌だ。

どうしても異性として見ることができない。

そう感じているなら、その感覚を無視して無理に交際を続ける必要はないと思います。

一方で、

「異性として無理ではない」

「嫌なところも特にない」

「一緒にいて嫌ではない」

「でも、まだドキドキしない」

という場合。

それなら、

「好きじゃないから終了」

とする前に、もう少し考えてみてもいいことがあります。


あなたは、どんな結婚をしたい?

ここで一度、相手から少し離れて、

自分自身の結婚観

に戻ってみます。

あなたは、

どんな人と結婚したいのでしょう。

そして、

結婚相手に、何を求めているのでしょう。

彼氏・彼女として求めるものと、

結婚相手として求めるものは、

必ずしもすべて同じではありません。

たとえば恋愛なら、

会いたくて仕方ない。

ドキドキする。

見た目がすごく好み。

一緒にいるだけでテンションが上がる。

そんな感情を大切にする人もいるでしょう。

もちろん、結婚相手にも恋愛感情を求めていいんです。

「私はちゃんと好きになった人と結婚したい」

というのも、その人の大切な価値観です。

ただ、結婚となると、

それ以外にも考えることがあります。

一緒にいて安心できる。

自分の話を聞いてくれる。

違う意見でも話し合える。

困ったときに一緒に考えてくれる。

生活を一緒に作っていける。

自分らしくいられる。

そういうものを大切にする人もいると思います。

だから、

「ドキドキしないから、この人ではない」

と決める前に、

一度冷静になって、

「私は今、どんな相手を探しているんだろう?」

と考えてみてほしいのです。


「条件がいい人」を探すだけが婚活ではない

婚活では、どうしても条件を見ます。

年齢。

年収。

仕事。

学歴。

住んでいる場所。

家族構成。

結婚後の希望。

もちろん、条件を見ることが悪いわけではありません。

結婚生活に関わる大切なこともあります。

でも、プロフィールに書かれている条件だけでは見えないものがあります。

たとえば、

希望していた年収より少し低い人だったとします。

でも、その人が、

「最近、疲れてない?」

「何か困っていることない?」

と気づいてくれる人だったら。

自分が自信をなくしたときに、

「そういうところ、俺はいいと思うけどな」

と言ってくれる人だったら。

仕事でつらいことがあったときに、話を聞いてくれる。

自分の考えを理解しようとしてくれる。

一緒にいると穏やかになれる。

前向きになれる。

そういう相手だったら、

その人といることで、自分の人生そのものが豊かになるかもしれません。

それは、プロフィールの年収欄には書かれていない価値です。

もちろん、

「だから収入なんて気にしなくていい」

という話ではありません。

自分が結婚生活で必要だと思う条件は、大切にしていい。

ただ、

数字で見える条件だけで、その人の価値のすべてを判断しなくてもいい。

ということです。


相手を知ろうとしていますか?

仮交際で、

「まだ好きになれません」

と悩んだとき。

もうひとつ考えてほしいことがあります。

それは、

「私は、この人をどれくらい知ろうとしただろう?」

ということ。

好きになれるか。

楽しいか。

自分に合っているか。

条件を満たしているか。

もちろん、どれも大切です。

でも、相手を評価することばかりになってしまうと、

いつの間にか婚活が、

「この人は私に何をしてくれる人?」

を確認する時間になってしまうことがあります。

そうではなく、

この人は何を大切にしているんだろう。

どんなときに嬉しいんだろう。

どんなことで悩むんだろう。

どうして今の仕事をしているんだろう。

どんな家庭を作りたいんだろう。

そうやって、

目の前にいる一人の人を知ろうとする。

そこから始まる関係もあります。


そして、自分のことも知ってもらう

相手を知るだけではありません。

自分のことも、少しずつ知ってもらう。

これも大切です。

お見合いや仮交際では、

嫌われたくない。

変な人だと思われたくない。

交際終了されたくない。

そんな気持ちから、無難な自分だけを見せてしまうことがあります。

相手に質問する。

相手に合わせる。

笑顔で話す。

でも、自分のことはあまり話していない。

それでは何回会っても、

二人の関係が深まらないことがあります。

自分は何が好きなのか。

どんな時間が幸せなのか。

何を大切にしているのか。

どんなことが苦手なのか。

どんな家庭にしたいのか。

少しずつ自分のことも伝えてみる。

相手を知ろうとする。

自分のことも知ってもらおうとする。

そのやり取りの中で、二人の関係は育っていきます。


良いご縁は、最初から完成しているとは限らない

婚活をしていると、

「自分にぴったりの人を見つけなきゃ」

と思ってしまうことがあります。

もちろん、合う・合わないはあります。

でも、

良いご縁が、最初から完成した状態で目の前に現れるとは限りません。

最初は少し緊張していた二人が、

何度か話すうちに笑えるようになる。

最初は当たり障りのない話しかできなかったけれど、

少しずつ自分の考えを話せるようになる。

相手が自分のことを知ろうとしてくれて、

「この人には話しても大丈夫かもしれない」

と思えるようになる。

そうやって、

二人の関わり方によって育つご縁もあります。

だから、

「何回会ったら好きになる?」

だけではなく、

「私は、この人との関係を育てようとしている?」

という視点も持ってみてほしいと思います。


相手も、あなたとのご縁に向き合っています

もうひとつ、忘れてほしくないことがあります。

婚活では、

自分だけが相手を選んでいるわけではありません。

あなたが、

「この人どうしようかな」

と考えているように、

お相手も、

「この人ともう少し会いたいかな」

「この先に進めるかな」

と考えています。

仮交際であれば、お相手にもほかに交際している方がいるかもしれません。

だから、

「まだわからないから、とりあえず保留」

が、いつまでも続くわけではありません。

そんなとき、私はひとつ考えてみてほしいと思っています。

もし明日、お相手から交際終了の連絡が来たら、あなたはどう感じますか?

「そうだよね。仕方ない」

と思うでしょうか。

それとも、

「もう少し知りたかった」

と思うでしょうか。

「他の人と真剣交際に進む」と聞いたら、

少し寂しいでしょうか。

もちろん、

「逃したら後悔するから続けましょう」

という意味ではありません。

不安を煽って交際を続ける必要もありません。

ただ、

そのご縁がなくなったときの自分を想像すると、今の自分の気持ちが少し見えることがあります。


一回一回のご縁に、本気で向き合う

私は、婚活ではこれがとても大切だと思っています。

一回一回のご縁に、本気で向き合うこと。

お相手も、

時間を作って会いに来ています。

あなたのことを知ろうとしてくれているかもしれません。

もしかしたら、

緊張しながらデートの場所を考えてくれたかもしれない。

何を話そうか考えてきたかもしれない。

そのご縁に対して、

自分はどう関わるのか。

ただ、

「私を楽しませてくれるかな」

「好きになれるかな」

と待っているだけなのか。

それとも、

「今日は、この人のことをもう少し知ってみよう」

と思って会うのか。

同じ時間でも、全然違います。


「してもらう」だけの関係は、いつか苦しくなる

これは結婚してからも同じです。

自分は何をしてもらえる?

どれだけ大切にしてくれる?

どれだけ稼いでくれる?

どこへ連れていってくれる?

どれだけ私を楽しませてくれる?

相手にしてもらうことばかり考えていると、

いつか相手が疲れてしまうことがあります。

あるいは相手も、

「こんなにやってるんだから、あなたも返してよ」

と思うようになるかもしれません。

そうなると、

「私はこれだけやった」

「あなたはこれしかしてくれなかった」

と、お互いに与えたものともらったものを精算するような関係になってしまいます。

それは苦しいですよね。

結婚は、

どちらか一方がずっと与えて、

もう一方が受け取る関係ではありません。

相手を理解しようとする。

自分も理解してもらう。

相手が困っていたら支える。

自分が困ったら頼る。

嬉しいことがあったら一緒に喜ぶ。

違う意見があったら話し合う。

そうやって二人で関係を作っていくものだと思います。


「この人は何点?」ではなく、「この人といる私」を見てみる

婚活では相手を見ることに集中しがちです。

でも、私はもうひとつ見てほしいと思っています。

その人と一緒にいるときの、自分です。

無理していない?

自分の意見を言えている?

相手のことをもっと知りたいと思う?

自分のことも話したいと思う?

何かあったとき、この人に話せそう?

相手が困っていたら、自分も力になりたいと思う?

そして、

この人とだったら、二人で良い関係を作っていけそう?

相手だけを採点するのではなく、

「この人との間に、どんな関係が生まれている?」

を見てみてください。

そこには、条件表だけでは見えないものがあります。


じゃあ、仮交際は何回会えば判断すればいい?

ここまで読んで、

「結局、何回なんですか?」

と思った方もいるかもしれません。

私は、

回数だけで決めなくていいと思っています。

大切なのは、

何回会ったかより、

その時間で何を知ったか。

そして、

二人がどう関わったか。

まだ相手のことをほとんど知らない。

自分のこともほとんど話していない。

でも、

「3回会ったのに好きじゃない」

というのであれば、

もしかしたら判断する材料そのものが、まだ少ないのかもしれません。

反対に、

しっかり相手を知ろうとした。

自分のことも話した。

大切なことも少しずつ話した。

それでも、

「この人とは違うな」

と思うなら、その感覚も大切にしていいと思います。


迷ったら、こんなことを自分に聞いてみてください

「まだ好きじゃない」と迷ったときは、回数を数える前に考えてみてください。

  • この人の良いところを、私はどれくらい知っている?
  • 嫌だな、気になるなと思うところは何?
  • 一緒にいるときの居心地はどう?
  • 「まだ好きじゃない」のか、「異性として難しい」のか?
  • 私は結婚相手に何を求めている?
  • この人のことを、本当に知ろうとした?
  • 私自身のことを、知ってもらおうとした?
  • この人は、私を理解しようとしてくれている?
  • 私も、この人を理解したいと思う?
  • もし明日、交際終了になったらどう感じる?
  • この人と、良い関係を作っていきたいと思う?

全部に明確な答えが出なくても大丈夫です。

ただ、

「好き?好きじゃない?」だけでは見えなかった自分の気持ちが、少し見えてくるかもしれません。


婚活は「完成された最高の相手」を探すだけじゃない

婚活だから、

相手を見ることは必要です。

条件も確認していい。

違和感も無視しなくていい。

恋愛感情を大切にしてもいい。

でも、

良い人を見つけることだけが婚活ではない

と私は思っています。

相手を知ろうとする。

自分を知ってもらおうとする。

違うところがあれば話してみる。

困っているときには支え合う。

その積み重ねの中で、

二人にとっての良い関係が育っていく。

最初から100点の人を探し続けるより、

目の前の一人と向き合ったときに、

「この人となら、二人で人生を作っていけるかもしれない」

と思えること。

そこには、

年収や学歴やプロフィールだけでは測れない価値があります。

穏やかに暮らせる。

自分らしくいられる。

つらいときには支えてもらえる。

自分も相手を支えたいと思える。

一緒にいることで、少し前向きになれる。

その人と出会ったことで、人生が豊かになる。

私は、そんな関係も結婚の大きな価値だと思っています。

だから、

「まだ好きじゃない。何回会えばいい?」

と迷ったとき。

回数を数える前に、一度だけ考えてみてください。

私は、この人を知ろうとしただろうか。

私は、この人に自分を知ってもらおうとしただろうか。

そして、

この人と、どんな関係を作っていきたいだろう。

その答えを探す時間も、婚活です。

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nanairo.は、名前の通りあなたいろの人生に

してほしいと心から願っています。

人生色々、経験や体験、環境、状況、

人それぞれ思いや価値観があっていいんです。

だからこそ、これからについて

少し立ち止まって考えてみませんか?