過去の恋愛が怖くて、もう人を信じられない。それでも結婚したいと思った私の話

過去の恋愛で深く傷ついた経験があると、

次の恋愛に進むことが、とても怖くなることがあります。

「また同じことになったらどうしよう」

「あんなに好きになれる人は、もういないかもしれない」

「また一から誰かと関係をつくるなんて、もう無理」

「人を信じるのが怖い」

周りからは、

「次に行った方がいいよ」

「もっといい人がいるよ」

と言われるかもしれません。

もちろん、心配して言ってくれているのは分かる。

でも、そんな簡単な話ではないんですよね。

私もそうでした。

私は25、26歳頃に、結婚を考えていた相手と破談になりました。

そして、その経験を35歳頃まで引きずりました。

今振り返れば、

それだけ長い時間が、私には必要だったんだと思います。

当時は、本当に胸を抉られるような気持ちでした。


「また誰かを好きになる」ことを考えるだけで、疲れてしまった

破談した直後の私が一番怖かったのは、

別れたことそのものだけではありませんでした。

「この先、私はまた誰かを好きになれるの?」

ということ。

そして、それ以上に、

もう一度誰かと出会って、

相手を知って、

自分のことを知ってもらって、

少しずつ信頼して、

関係を積み重ねていく。

その気力が、もう残っていませんでした。

また一からやるの?

そこまで関係をつくって、

もし、また同じようなことになったら?

そう考えるだけで、疲れてしまいました。

一度、

「この人と結婚する」

と思うところまで関係を築いていたからこそ、

もう一度ゼロから誰かとの関係をつくることが、

とても遠いことに感じたんです。


「もう男性に尽くさない。私は仕事に生きる」

実際には結婚していませんでしたが、

私の中では、一度結婚したような気持ちでした。

そのくらい、

その人との未来を思い描いていたんだと思います。

だから破談したとき、

恋人を失ったというより、

思い描いていた未来ごとなくなったような感覚でした。

そして私は決めました。

もう恋愛はしない。

もう男性に尽くさない。

私は仕事に生きる。

そこからは、一心不乱に働きました。

「気持ちを切り替えて、前向きに頑張ろう」

というようなものではなかったと思います。

考えたら辛い。

思い出したら苦しい。

だから、

考えない。

考えなくて済むくらい、

仕事をしました。


恋愛が終わって気づいた、「私、何がしたかったんだっけ?」

別れた直後の私は、

家から一歩も出たくないくらい落ち込んでいました。

そして、

何をしたらいいのかも分からなくなりました。

なぜなら、恋愛していた頃の私は、

やりたいことを諦めたり、

友達と遊ぶことをセーブしたり、

自分の行動を相手に合わせたりしていたからです。

いつの間にか、

自分よりも相手を優先することが増えていました。

だから関係がなくなったとき、

彼がいなくなった寂しさだけではなく、

「私って、何がしたかったんだっけ?」

という状態になっていたんです。

自分が好きなもの。

行きたい場所。

会いたい人。

やってみたいこと。

そういうものが、よく分からなくなっていました。

今振り返れば、

恋愛の中で少しずつ、

自分自身を置き去りにしていたんだと思います。


考えたくなくて始めた仕事が、少しずつ私を取り戻してくれた

じっとしていても何も変わらない。

そう思ってからは、

とにかく仕事をしました。

最初から、

「仕事を通して自分を取り戻そう」

なんて思っていたわけではありません。

ただ、考えたくなかった。

でも仕事を続けていくうちに、

少しずつ私の中に変化が出てきました。

お客様と出会う。

仕事仲間ができる。

できなかったことが、できるようになる。

仕事を任せてもらえる。

収入も少しずつ安定していく。

すると、

「もっとやってみたい」

と思うようになりました。

そして初めて、

「仕事って楽しいんだ」

と思えるようになったんです。


恋愛がなくても、私はちゃんと幸せになれた

仕事が安定してくると、

できることも増えていきました。

海外へ行ったり、

好きな場所へ一人でふらっと出かけたり。

行きたいと思ったら行く。

やりたいと思ったらやる。

自分で稼いだお金で、

自分の好きなことをする。

誰かに予定を合わせなくてもいい。

誰かの機嫌を気にしなくてもいい。

そんな生活をしているうちに、

「一人で生きるのも、悪くないな」

と思うようになりました。

むしろ、とても自由で楽しかった。

最初は、

過去の恋愛について考えたくなくて仕事をしていたのに、

いつの間にか、

恋愛がなくても人生を楽しめる自分

になっていました。

これは私にとって、

とても大きなことだったと思います。


それでも、「私は本当に結婚しなくていいの?」と思った

そこから何年か経った頃。

仕事も楽しい。

収入も安定してきた。

一人の時間も楽しい。

行きたいところにも行ける。

別に、今の人生が不幸なわけではありませんでした。

むしろ満たされていました。

そんな私が、あるときふと思ったんです。

「本当に私は、このまま結婚しなくていいのかな?」

私の場合、

大きなきっかけになったのは、

子どもが欲しい

という気持ちでした。

そして女性として、

年齢のことも気になっていました。

そこには焦りもありました。

だから一度、

過去の恋愛とは切り離して、

自分のこれからの人生について、

ちゃんと考えてみようと思ったんです。


子どもは欲しい。でも、自由も失いたくない

ここから、また私の中で葛藤が始まりました。

子どもは欲しい。

だったら結婚も考えたい。

でも、

結婚したら、今の自由がなくなるんじゃない?

やっと自分で手に入れた、

時間。

お金。

働き方。

好きなときに、

好きなことをして、

好きな場所へ行ける生活。

それを手放すの?

じゃあ、

一人で子どもを育てるという選択は?

そんなことも考えました。

でも、現実的に考えれば、

子育てをしながら、

今までと同じように働けるとは限りません。

経済的なこともある。

何かあったとき、

全部一人で背負うことになる。

そこまで考えたとき、

私は、

一人で全部背負いたいわけではない

と思いました。

人生を一緒に支え合える相手がいたらいい。

でも、人を信じるのは怖い。

自由も失いたくない。

結婚はしたい。

子どもも欲しい。

いろいろな気持ちが、

私の中を何度も行ったり来たりしました。


「破談したから結婚しない」は、私が本当に選びたい人生?

そんな中で、

ふと思ったことがありました。

「破談した経験があるから、私は結婚しない」

それって、

私が本当に選びたい人生なんだろうか。

過去に傷ついたことを理由に、

これからの人生まで決めてしまう。

なんだか、

それはもったいない。

そして、

少し悔しい。

そう思う自分が出てきたことに、

私自身が一番驚きました。

そこで私は、

過去の恋愛を一旦横に置いて、

自分の人生だけを考えてみることにしました。


「結婚できるか」ではなく、「私はどちらを選びたい?」

結婚できるか。

できないか。

いい人に出会えるか。

また傷つくか。

年齢的に間に合うか。

それも全部、

一度横に置きました。

そして、

自分に聞きました。

結婚しない人生と、結婚する人生。

できるかどうかではなく、

私は、どちらを選びたい?

私の答えは、

結婚する人生でした。

その答えが出たとき、

「なんだ。私、結婚したかったんだ」

と、すごく力が抜けたのを覚えています。


私が結婚したかった理由は、とてもシンプルだった

どうして結婚したいんだろう。

改めて考えてみると、

理由は意外とシンプルでした。

祖父母に育てられた私は、

いつか自分が一人ぼっちになることを想像したとき、

心の底から寂しいと感じました。

そして、

子どもが欲しかった。

誰かと一緒にご飯を食べたり、

出かけたり、

日常を一緒に過ごす相手が欲しかった。

そして、もう一つ。

昔のように自分を失うほど相手に合わせなくていいのなら、私は結婚したい。

そう思いました。

ここで、ようやく分かったんです。

私は、

結婚したくなかったわけではありませんでした。

あの頃と同じような関係を、もう二度としたくなかった。

それだけだったんです。


婚活を始めても、人を信じるのは怖かった

だからといって、

ここで過去の傷がきれいになくなったわけではありません。

35歳で婚活を始めたときも、

もちろん怖さは残っていました。

特に怖かったのは、

人を信じること。

一度、本気で人を信じて、

この人と生きていくと思った。

その先で、

胸を抉られるような経験をした。

だから、

もう二度とあんな思いはしたくありませんでした。

「この人を信じて大丈夫?」

「また同じことにならない?」

そんな怖さは、

婚活を始めても残っていました。


私が信じたのは、「相手」ではなく「自分」だった

では、

どうやってもう一度、

人と関係を築いていったのか。

今振り返ると、

私は、

もう一度、男性を信じよう

と頑張ったわけではありませんでした。

「この人なら絶対大丈夫」

という人を見つけようとしたわけでもありません。

そんな保証は、

誰にもできないからです。

私が信じることにしたのは、

相手ではなく、

自分でした。

私はどうしたい?

私はどうありたい?

私はどんな関係を築きたい?

何を大切にしたい?

何をされたら嫌なのか?

どんな関係なら、

私は幸せだと思えるのか?

そこを自分の中で明確にした上で、

目の前の相手と擦り合わせていきました。


「この人に合わせる」から、「この人とつくれる?」へ

昔の私は、

好きな人との関係を失いたくなくて、

自分を相手に合わせていました。

でも婚活を始めてからは、

考え方を変えました。

私は、こういう関係を築きたい。

あなたはどう?

お互いに話してみる。

違いがあれば、

擦り合わせてみる。

それでも無理なら、

別れる。

そして、次へ進む。

これは、

相手を簡単に切り捨てるという意味ではありません。

自分を押し殺してまで、

一つの関係にしがみつかないということです。

以前の私は、

「この人との関係を失わないために、私はどうしたらいい?」

と考えていました。

でも婚活では、

「私はどんな関係を築きたい?この人とそれを一緒につくっていける?」

と考えるようになりました。

主語が、

「相手」から「自分」に戻ったんです。


過去の恋愛を乗り越えることは、「忘れること」ではない

今でも、

過去に起きたことがなくなるわけではありません。

傷ついた経験も、

あの頃の自分も、

私の人生の一部です。

だから私は、

過去の恋愛を乗り越えるということは、

「全部忘れること」

でも、

「もう怖くなくなること」

でもないと思っています。

怖さが残っていてもいい。

慎重になってもいい。

また傷つくのが嫌だと思ってもいい。

ただ、

過去の経験に、これからの人生の選択まで握らせない。

私は、それが大切なのだと思っています。

「あの人に傷つけられたから、私は結婚しない」

ではなく、

「あんな経験をした私だけど、これからどう生きるかは私が決める」

に変えていく。


心が空っぽのときに、人生の答えを急がなくていい

もし今、

過去の恋愛で傷ついて、

「もう恋愛なんてしたくない」

「人を信じられない」

と思っているなら、

無理に次の恋愛へ進まなくてもいいと思います。

私自身、

すぐには無理でした。

仕事をして、

自分でお金を稼いで、

いろいろな人と出会って、

海外へ行って、

好きな場所へ一人で出かけて。

そうやって私は、

少しずつ自分の人生を取り戻していきました。

だからといって、

「失恋したら仕事に没頭しましょう」

という話ではありません。

回復の仕方も、

必要な時間も、

人それぞれです。

ただ、

心が空っぽになっているときに、

無理やり、

「結婚する?しない?」

「次の恋愛に行く?行かない?」

と人生の大きな答えを出さなくてもいい。

まずは、

自分が好きなもの。

楽しいと思えること。

安心できる場所。

自分らしくいられる時間。

そこを少しずつ取り戻していく。

そして、

少し心に余白ができたときに、

もう一度、自分に聞いてみればいいんです。


「私はどうしたい?」を、自分に返してみる

過去の恋愛が怖いとき、

いきなり、

「また人を好きになれる?」

と聞かなくてもいいと思います。

それよりも、

自分に聞いてみてほしいんです。

私は、これからどうしたい?

私は、どんな自分でありたい?

私は、どんな人生を生きたい?

どんな人間関係の中で生きていきたい?

そして、

もし誰かと生きる人生を選ぶなら、

私は、どんな関係を築きたい?

すぐに答えが出なくても大丈夫です。

誰かを信じられるようになることより先に、

自分の気持ちを知る。

そこからでいいと思います。


「もう人を信じられない」と思っているあなたへ

私も、

人を信じるのが怖かったです。

もう二度と、

あんな思いはしたくありませんでした。

だから、

今すぐ誰かを信じようとしなくてもいいと思っています。

その代わり、

少しずつ、

これからの自分の選択を信じてみてください。

私はどうしたい?

私はどうありたい?

どんな関係を築きたい?

その自分の気持ちを持ったまま、

目の前の人と関わってみる。

相手の考えも聞いて、

自分の気持ちも伝えて、

擦り合わせていく。

それでも違うと思ったら、

選び直していい。

一度、

誰かとの未来を失ったとしても、

あなたの未来まで失ったわけではありません。

私がもう一度婚活を始められたのは、

「もう傷つかない」と思えたからではありません。

「絶対に裏切らない人を見つけられる」

と思ったからでもありません。

何があっても、私は自分の人生をまた選び直せる。

そう、自分を信じられるようになったからです。

過去の恋愛に、

これからの人生まで決めてもらわなくていい。

だから最後に、

あなた自身に聞いてみてください。

これから、私はどうしたい?

私は、どうありたい?

そして、

どんな人と、どんな関係を築いていきたい?

過去ではなく、

これからの自分の選択を、

信じてみてください。

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nanairo.は、名前の通りあなたいろの人生に

してほしいと心から願っています。

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人それぞれ思いや価値観があっていいんです。

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