「価値観が合う人」を探しすぎていませんか?

婚活で大切なのは、価値観の一致よりも、その先の関係づくり
婚活のご相談を受けていると、よく耳にする言葉があります。
「価値観が合う人がいいです」
とっても、とっても、わかります。(私もそうでした)
お金の使い方が似ていたり、休日の過ごし方が同じだったり、物事の考え方が近い人だと安心しますよね。
でも、ちょっと考えてみてほしいんです。
そもそも、あなたにとって「価値観が合う」とは、どういうことなのでしょう?
趣味が同じこと?
金銭感覚が似ていること?
意見がぶつからないこと?
自分の気持ちを理解してくれること?
もし「自分と同じ考え方をしてくれる人」を探しているのだとしたら、少しもったいないかもしれません。
なぜなら、結婚は自分と同じ人を探すことではなく、違う人生を歩んできた二人が、これからの人生を一緒につくっていくことだからです。
「なんか違う」で終わっていませんか?
婚活をしていると、
「いい人なんですけど、なんか違うんです」
「価値観が合わない気がします」
「この人じゃない気がするんですよね」
そんな感想を持つことがあります。
もちろん、その違和感が大切なサインであることもあります。
でも、私はそんなとき、もう少しお話を聞いてみたくなるんです。
「どんなところが違うと感じましたか?」
「どんな関係だったら心地よいと思いますか?」
「反対に、どんなことがあったら嬉しかったですか?」
すると、意外とそこが言葉にならない方もいらっしゃいます。
実は、相手の価値観が合わないという以前に、自分自身が何を大切にしているのか、まだ整理できていないこともあるんです。
私たちは、自分のことをよく知っているようで、案外わかっていないもの。
これまでの恋愛経験や、育ってきた家庭、周囲の人の結婚生活などから、知らず知らずのうちに「結婚ってこういうもの」というイメージを持っていることもあります。
例えば、
「男性にはリードしてほしい」
「女性には家庭的であってほしい」
「夫婦なら休日は一緒に過ごすもの」
「結婚したら家計は一緒にするもの」
でも、それは本当に自分が望んでいることでしょうか?
周囲の価値観や、これまでの経験からつくられた「当たり前」かもしれません。
だからこそ、相手を判断する前に、一度考えてみてほしいんです。
「私は、どんな人生を送りたいんだろう?」
「どんな毎日を送れたら幸せなんだろう?」
「なぜ、それを大切にしたいんだろう?」
ここが見えてくると、相手を見る視点も少しずつ変わってきます。
価値観は、これまでの人生の積み重ねでできている
私たちは、それぞれ違う家庭で育ち、違う経験を重ねてきました。
嬉しかったこと。
悔しかったこと。
誰かに支えられたこと。
傷ついたこと。
失敗したこと。
頑張って乗り越えてきたこと。
そうした一つひとつの経験が、今の自分をつくっています。
例えば、同じ「お金を大切にしたい」という言葉でも、その背景は人によって違います。
過去に経済的な苦労を経験したから、将来に備えておきたい人。
家族との時間を大切にしたいから、仕事だけに時間を使いたくない人。
これまで一生懸命働いてきたからこそ、今しかできない経験にお金を使いたい人。
表面的には同じ価値観に見えても、その理由は違うことがあります。
反対に、考え方が違っていても、その奥にある大切にしたいものが似ていることもあります。
だからこそ、
「何を大切にしているか」だけでなく、「どうして、それを大切にするようになったのか」
そこまで知っていくことが、相手を理解する第一歩になるのだと思います。
成婚された方が大切にしていたのは、会話を積み重ねること
実際に、nanairo.でご成婚された方も、お相手との会話を一つずつ積み重ねていらっしゃいました。
お金のこと。
生活のリズム。
仕事への向き合い方。
これからどんな家庭を築いていきたいのか。
お互いが大切にしたいこと。
そして、これまでの恋愛や、過去に経験してきた出来事についても。
一度にすべてを確認するのではなく、関係を育てながら、少しずつお互いを知っていったんです。
その中で印象に残っているのが、
「誰にも言えなかったことを、この人には言えた」
ということ。
これって、とても大きなことだと思いませんか?
婚活では、相手に良く思われたい気持ちもあります。
嫌われたくない。
引かれたくない。
できれば、いいところを見せたい。
そんな気持ちがあっても不思議ではありません。
でも、関係を重ねていく中で、
「この人になら話しても大丈夫かもしれない」
と思えるようになった。
私は、そこに二人が積み重ねてきた信頼関係が表れているように感じます。
最初から何でも話せる必要はありません。
むしろ、何度も会話を重ねながら、少しずつ安心できる関係になっていく。
その過程こそが、結婚に向けた大切な時間なのではないでしょうか。
私自身も、夫の反応に救われたことがあります
私自身、夫との関係の中で、今でも印象に残っていることがあります。
それは、私にとって重い話を、夫が必要以上に重く聞かなかったこと。
もちろん、軽く扱われたという意味ではありません。
過剰に驚いたり、かわいそうだと捉えたり、特別扱いしたりするのではなく、自然に話を聞いてくれたんです。
私にとっては、それがとても心地よかった。
過去にどんな経験があったとしても、それも含めて今の私がいる。
その出来事だけで私という人間を判断されるのではなく、今の私を見てもらえたように感じたんですよね。
婚活では、つい条件やわかりやすい魅力に目が向きがちです。
でも、こういう安心感って、プロフィールには書けません。
実際に関わって、会話を重ねてみないとわからないことなんです。
本当に大切にしたい人だからこそ、その人の背景も知ってほしい
もし婚活の中で、
「この人と、これからも一緒にいたいな」
「もっとこの人のことを知りたいな」
と思える人に出会えたなら、その人の背景にも少しずつ目を向けてみてほしいんです。
男性の中には、弱音を吐くことが苦手な方もいらっしゃいます。
「自分がしっかりしなければ」
「弱いところを見せたくない」
そう思いながら、頑張ってきた方もいるでしょう。
一方で、いつも笑顔で明るく振る舞っている女性にも、人には話してこなかった経験や思いがあるかもしれません。
もちろん、性別だけで決まるものではありません。
誰にでも、表からは見えない部分があります。
だからこそ、目の前にいる相手の言葉や行動だけで判断するのではなく、
「どうして、そう考えるようになったんだろう?」
「どんな経験をしてきたんだろう?」
と、少しずつ関心を持ってみてほしいんです。
ただし、無理に過去を聞き出す必要はありません。
話したくないことがあってもいい。
まだ話せないことがあってもいい。
大切なのは、相手が安心して話せる関係を、時間をかけて築いていくことです。
そして、もし相手が勇気を出して何かを話してくれたなら、すぐに評価したり、答えを出したりしなくてもいいと思います。
まずは、その人の言葉を受け取ってみる。
人を知るということは、条件を確認することではなく、その人の人生に関心を持つことでもあるのです。
「何ができる人か」よりも、「どんな人なのか」を知ってほしい
婚活では、お相手の魅力を言葉にするとき、
「かっこいい人」
「可愛い人」
「優しい人」
「頼りがいのある人」
そんな表現をすることがあります。
もちろん、それも素敵な魅力です。
でも、私は時々思うんです。
何かができなければ、愛される価値はないのでしょうか?
いつも笑顔でいなければいけない?
いつも優しくなければいけない?
頼られる存在でいなければいけない?
そんなことはないはずです。
誰にだって、余裕がない日があります。
弱音を吐きたい日も、何もできない日もあります。
結婚生活は、元気なときや楽しいときだけを一緒に過ごすわけではありません。
仕事がうまくいかないときも、体調を崩したときも、家族のことで悩むときもあるでしょう。
だからこそ、私は思います。
「何をしてくれる人なのか」だけではなく、「その人自身を知ろうとすること」が大切なのではないかと。
どうしてその考え方になったのか。
何を大切にして生きてきたのか。
どんな経験を乗り越えてきたのか。
どんなときに嬉しくて、どんなときに不安になるのか。
そんなことを少しずつ知っていくうちに、最初は理解できなかった相手の言葉や行動にも、その人なりの理由が見えてくることがあります。
そして、自分自身も同じです。
頑張っている自分だけではなく、弱いところも、不器用なところもある。
そんな自分を、無理に飾らずにいられる関係。
「何かができる私」ではなく、「私という人間」を見てもらえること。
それって、とても嬉しいことだと思うんです。
独身時代の価値観を、二人の価値観へ
結婚は、自分の価値観にぴったり合う人を探して、そのまま暮らし始めることではありません。
これまで、それぞれが一人の人生を歩んできました。
時間の使い方も、お金の使い方も、生活の優先順位も、自分で決めてきたはずです。
でも、結婚したらどうでしょう。
そこには、自分とは違う人生を歩んできた相手がいます。
だから、今までの自分の当たり前が、そのまま二人の当たり前になるとは限りません。
例えば、休日の過ごし方。
「休日は家族みんなで出かけたい」という人もいれば、「休日くらいは家でゆっくり過ごしたい」という人もいます。
どちらが正しいわけでもありません。
でも、自分の考えが当たり前になっていると、
「どうして一緒に出かけてくれないの?」
「どうして休みの日まで予定を入れるの?」
と、相手の行動が理解できなくなることがあります。
そんなときに大切なのは、どちらかが我慢することではなく、お互いの気持ちを知ること。
「私は家族で過ごす時間が欲しい」
「私は一人でゆっくりする時間も必要なんだ」
そうやって話してみると、二人で出かける日と、それぞれ自由に過ごす日をつくることだってできます。
最初から価値観が同じでなくても、二人にとって心地よい形をつくることはできるんです。
これまでの独身時代の価値観を、どちらかが一方的に手放すのではなく、お互いが大切にしてきたものを持ち寄って、新しい「二人の価値観」を築いていく。
私は、それが夫婦になっていく過程なのだと思っています。
結婚したら、価値観は変わることもある
もう一つ、知っておいてほしいことがあります。
それは、価値観はずっと同じとは限らないということ。
結婚前は仕事を最優先にしていた人が、子どもが生まれて家庭で過ごす時間を大切にするようになるかもしれません。
親の介護が始まれば、時間やお金の使い方を見直す必要が出てくることもあります。
自分自身だって、年齢や経験によって大切にしたいものが変わることがありますよね。
つまり、結婚前に価値観がぴったり合っていたとしても、その状態がずっと続くとは限らないんです。
だからこそ私は、
今、価値観が合うかどうかだけでなく、これから起こる変化に二人で向き合えるかどうか。
そこを大切にしてほしいと思っています。
価値観が違ったときこそ、相手の人柄が見える
例えば、あなたが大切にしていることを伝えたとき。
「そんなの気にしすぎだよ」
と片づけられるのと、
「そうなんだね。どうしてそう思うの?」
と聞いてもらえるのでは、感じ方が違いませんか?
もちろん、意見が一致するとは限りません。
でも、自分とは違う考え方にも耳を傾けられる人なのか。
お互いが納得できる方法を探そうとしてくれる人なのか。
私は、こういうところにこそ、その人の人柄が表れると思っています。
そして、これは相手だけの問題ではありません。
自分自身も、相手の価値観を知ろうとしているでしょうか?
ただし、何でも合わせればいいわけではありません
ここは誤解してほしくないところです。
価値観が違っても大丈夫だからといって、自分が大切にしていることまで我慢する必要はありません。
子どもを望むかどうか。
お金に対する責任感。
お互いを尊重できるか。
人生の中で、簡単には譲れないこともあります。
だからこそ、自分が何を大切にしているのかを知ることが必要なんです。
相手に合わせることと、二人で歩み寄ることは違います。
どちらか一方だけが我慢する関係ではなく、お互いの気持ちを大切にできる関係を目指してほしいと思っています。
よくある質問
Q1. 価値観が合わないと感じたら、交際を終了した方がいいですか?
違いの内容によります。
生活習慣や趣味の違いであれば、話し合うことで調整できる場合もあります。
一方で、相手を尊重する姿勢がない、金銭面で重大な問題があるなどの場合は、慎重に考える必要があります。
大切なのは、「合わない」という一言で終わらせず、何が違うと感じたのかを整理することです。
Q2. お見合いで価値観が合うかどうかを確認するには?
「価値観は合いますか?」と直接聞くより、休日の過ごし方や仕事で大切にしていることなど、具体的な経験を聞いてみましょう。
答えだけでなく、そこに至った理由を知ることが大切です。
Q3. 相手に合わせることが多いのですが、これは歩み寄りですか?
自分の気持ちを伝えたうえで、お互いが納得しているなら歩み寄りです。
でも、嫌われるのが怖くて本音を言えないのであれば、それは我慢になっている可能性があります。
Q4. 価値観が合う人と、居心地がいい人。どちらを選ぶべき?
二者択一にする必要はありません。
居心地のよさが、何によって生まれているのかを考えてみてください。
意見が同じだから楽なのか、意見が違っても安心して話せるから楽なのか。
その違いは大切です。
Q5. 自分が大切にしている価値観がわかりません。どうしたらいいですか?
まずは、これまでの経験を振り返ってみてください。
嬉しかったこと。
嫌だったこと。
我慢してきたこと。
安心できたこと。
そのとき、何を大切にしたかったのかを考えてみると、自分の価値観が少しずつ見えてきます。
また、婚活で出会った相手に対して「なんか違う」と感じたときも、自分を知るチャンスです。
何が違うのか、どうだったら嬉しかったのかを整理してみましょう。
最後に、あなたに質問です
あなたが結婚相手に求めている「価値観が合う人」とは、どんな人でしょうか?
その条件は、本当にあなたが幸せに暮らすために必要なものでしょうか?
そして、価値観が違う人と出会ったとき、相手の考えを知ろうとしていますか?
婚活は、相手を知る時間であると同時に、自分自身を知る時間でもあります。
「この人は私と合う? 合わない?」
だけではなく、
「この人とだったら、どんな関係をつくっていけるだろう?」
そんな視点も持ってみてくださいね。
最初からすべてが合う相手を探さなくてもいい。
自分の価値観を知り、相手の背景を知り、お互いを理解しながら、二人の価値観をつくっていく。
結婚は、価値観が完成された二人が出会うことではなく、二人の価値観を新しく築いていくこと。
婚活相談所nanairo.では、条件だけでは見えてこない、あなた自身が大切にしたい結婚生活についても、一緒に整理しています。
選ばれることだけを目指すのではなく、自分が納得できる人生を選んでいきましょう。

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nanairo.は、名前の通りあなたいろの人生に
してほしいと心から願っています。
人生色々、経験や体験、環境、状況、
人それぞれ思いや価値観があっていいんです。
だからこそ、これからについて
少し立ち止まって考えてみませんか?

