婚活で相手の欠点ばかり気になる人へ。そんな時は、“合わない”と“違う”を分けて考えてみる

「いい人なんです。でも、会うたびに気になるところが増えてきて……」
婚活をしていると、こんなことはありませんか?
話し方がちょっと気になる。
食事の仕方が自分とは違う。
LINEの返し方がそっけない。
休日の過ごし方が違う。
お金の使い方が違う。
「悪い人ではないんです。でも……」
そして、気になるところを一つ見つけるたびに、
「やっぱりこの人じゃないのかな」
と、少しずつ相手を減点してしまう。
でも、そんなとき私は一度考えてみてほしいことがあります。
その人が本当にあなたと“合わない”のでしょうか。
それとも、
ただ“あなたと違う”だけなのでしょうか。
この二つは、同じではありません。
違いを見つけるたびに減点していたら、誰も残らない
少し厳しく聞こえるかもしれませんが、相手との違いを見つけるたびに減点してしまうとしたら、相手だけではなく、自分自身の「人の見方」も一度見てみる必要があると思っています。
なぜなら、自分も完璧ではないから。
自分が、
「ここが気になる」
「なんでこうするんだろう」
「もう少しこうだったらいいのに」
と思っているように、相手にもきっと、
「自分とは違うな」
と感じるところがあります。
では、自分は相手から見て100点満点でしょうか。
きっと、そうではないですよね。
でも、それでいいんです。
結婚は、100点の人と100点の人が出会うことではありません。
違うところも、苦手なところもある二人が、一緒に関係をつくっていくものだと思っています。
「気になる」は、自分を知るチャンスでもある
だからといって、
「欠点なんて気にしちゃダメ」
と言いたいわけではありません。
むしろ、気になったなら一度立ち止まってほしい。
ただし、
「この人のここがダメ」
で終わらせない。
私は、
「なぜ、私はこれがこんなに気になるんだろう?」
と考えてみることをおすすめしています。
たとえば、デート中に相手がスマートフォンをよく見ることが気になったとします。
「デート中にスマホを見るなんて失礼」
と減点することもできます。
でも、もう少し自分を見てみると、
「私は、一緒にいる時間は目の前の人を大切にしたいんだ」
「ちゃんと向き合って話すことを大切にしているんだ」
という自分の価値観が見えてくるかもしれません。
つまり、
相手との違いが、自分の大切にしているものを教えてくれることがある。
婚活で相手を見ることは、自分を知ることでもあるんです。
「普通はこうでしょ」の物差しを、一度置いてみる
人は、自分が長く生きてきた中で、
「普通はこうするもの」
という物差しをたくさん持っています。
でも、その普通は、本当にみんなの普通でしょうか。
育ってきた家庭も違う。
経験も違う。
仕事も違う。
人間関係も違う。
大切にしてきたものも違います。
たとえば、お金。
一人は、
「せっかく働いたんだから、経験や家族との思い出に使いたい」
と思っている。
もう一人は、
「何かあったときのために、できるだけ貯めておきたい」
と思っている。
表面だけ見れば、
「浪費家」
「ケチ」
と評価することもできます。
でも背景を聞いてみたら、
「子どもの頃、家族で出かける機会が少なかったから、家族との経験にお金を使いたい」
のかもしれない。
反対に、
「子どもの頃にお金で苦労したから、貯金があると安心する」
のかもしれません。
背景を知ると、見え方が変わることがあります。
行動だけを見れば“違い”。
背景まで知ると、その人が大切にしてきたものが見えてくる。
だから私は、違いを見つけたときほど、
「なぜ、この人はそう思うんだろう?」
と、一度相手を知ってみてほしいと思っています。
違いは、自分の物差しを広げてくれる
私は、違いって悪いものばかりではないと思っています。
自分一人だったら選ばなかったもの。
考えもしなかったこと。
知らなかった暮らし方。
自分とは違う人と出会うから、
「そんな考え方もあるんだ」
と知ることができます。
それまで自分の中では、
「絶対こう」
だったものが、
「そうじゃなくてもいいのかもしれない」
に変わることもあります。
それは、自分を曲げることではありません。
自分の物差しが広がること。
結婚は、自分とまったく同じ人を探すことではありません。
違う人と生きることで、自分の世界が広がっていくことも、結婚のおもしろさの一つなのではないでしょうか。
「私のために直して」は、いつまでも続けられない
若い頃の恋愛では、
「私のことが好きなら直してほしい」
と思った経験がある方もいるかもしれません。
そして相手が直してくれると、
「私のために変わってくれた」
「愛されている」
と感じることもあるでしょう。
もちろん、相手を傷つけていることや、二人の生活に支障があることなら、話し合って変えていく必要があります。
でも、ある程度年齢を重ねてから出会う二人には、それぞれが何十年もかけてつくってきた人生があります。
生活習慣。
考え方。
家族との関係。
仕事との付き合い方。
人との距離感。
それを、
「私と違うから直して」
と全部相手に求めるのは難しい。
人を自分の思いどおりに変えることはできません。
変わるかどうかを決めるのは、その人自身です。
だから大切なのは、
「この人をどう変えるか」ではなく、「この人との違いを私はどう扱うか」。
だと思っています。
「許容する」と「我慢する」は違う
ここで気をつけたいのが、
「じゃあ、全部受け入れなきゃいけないの?」
ということ。
それも違います。
私は、許容と我慢は別物だと思っています。
許容は、
「私は違うと思う。でも、この人がそう考える理由は分かった。それも含めて私はこの人と一緒にいたい」
と、自分で納得して選べている状態。
一方で我慢は、
「本当はずっと嫌だけど、結婚したいから黙っておこう」
「そのうち変わってくれるかもしれない」
と、自分の気持ちを押し込めている状態。
これは以前の記事でもお伝えしましたが、違和感はそのままにしないこと。
話してみる。
背景を聞いてみる。
自分の気持ちも伝える。
そのうえで、
「私は、この違いを抱えたままでも、この人と一緒にいたいと思える?」
と自分に聞いてみる。
相手を変えることを前提にせず、今目の前にいるその人を見て考えることが大切です。
違いにも、いろいろある
私は、相手との違いを全部同じものとして扱わなくてもいいと思っています。
たとえば、
自分の物差しとの違い。
「私はこうするのに」
「私の家ではこうだった」
という違いなら、背景を知ることで自分の価値観が広がることがあります。
次に、
二人で調整していく違い。
お金、家事、休日の過ごし方、連絡頻度、仕事、家族との付き合い方。
結婚生活に関わることなら、
「どちらが正しい?」
ではなく、
「じゃあ、二人ならどうする?」
を話していく必要があります。
そして、
自分をすり減らしてしまう違い。
何度気持ちを伝えても尊重されない。
自分ばかりが我慢する。
安心して意見を言えない。
相手の機嫌をいつも伺っている。
自分の大切にしているものを何度も否定される。
こうしたことまで、
「違いなんだから受け入れよう」
と飲み込む必要はありません。
大切なのは、違いがあるかどうかではなく、
その違いを二人がどう扱える関係なのか。
です。
「私のことを分かってくれない」と思ったとき
そして、結婚や恋愛でとても多いのが、
「私のことを分かってくれない」
という不満です。
でも、まず覚えておいてほしいことがあります。
伝えていないことは、相手には分かりません。
「これくらい察してほしい」
「普通なら分かるでしょ」
「好きなら分かってくれるはず」
そう思っていても、相手は自分とは別の人間です。
だから、
「私はこういうとき寂しくなる」
「こうしてもらえると嬉しい」
「これは私は苦手なんだ」
「こういう言い方をされると悲しくなる」
と、自分のことを伝えていく必要があります。
でも、もう一つ。
伝えたからといって、相手が自分のことを100%理解してくれるわけでもありません。
ここも知っておいてほしいと思います。
自分自身ですら、
「なんで私はこんな気持ちになるんだろう?」
と分からなくなることがありますよね。
それなのに、何十年も別々の人生を歩いてきた相手に、
「全部分かってほしい」
と求めるのは難しい。
こちらだって、相手のことを全部理解できるわけではありません。
だから結婚相手に求めたいのは、
「私のことを全部分かってくれる人」ではなく、
「分からないことがあっても、知ろうとしてくれる人」。
なのではないかと思っています。
自分のご機嫌を、全部相手に預けない
「分かってほしい」が強くなりすぎると、
「なんで分かってくれないの?」
「私のこと、大切じゃないの?」
「好きならこれくらいしてくれるよね?」
と、相手の行動によって自分の気持ちが大きく揺れるようになることがあります。
すると、いつの間にか、
自分のご機嫌を相手に預けてしまう。
でも、自分の気持ちを整える役割まで、全部相手に背負ってもらうことはできません。
人は変えられない。
だからこそ、自分がご機嫌でいられるように、
「私はどう受け取る?」
「私は何を伝える?」
「私はどうしたい?」
と、自分に戻ってくる。
これは、相手に合わせて我慢するという意味ではありません。
自分の人生のハンドルを、相手に渡さないということです。
“合わない”のか、それとも“違う”だけなのか
婚活で相手の欠点が気になったとき。
すぐに、
「この人はナシ」
と決める前に、一度考えてみてください。
これは、本当に私と合わないのかな?
それとも、
ただ、私とは違うだけなのかな?
そして、
「なぜ私はこれが気になる?」
「私は何を大切にしている?」
「相手はなぜそう考える?」
「背景を聞いてみた?」
「二人で話し合えること?」
「私はこの違いを許容できる?」
と、一つずつ見ていく。
すると相手を見るだけだった婚活が、自分自身を知る婚活にも変わっていきます。
違いは、必ずしも減点材料ではありません。
ときには、
自分が何を大切にしているのかを教えてくれるもの。
そして、
今まで知らなかった価値観に出会い、自分の物差しを広げてくれるもの。
でも、どうしても自分をすり減らす違いなら、それも大切な答えです。
結婚は、同じ人を探すことではありません。
違う二人が、
「あなたはそうなんだね。私はこうなんだ。じゃあ、私たちはどうしようか」
を繰り返しながら、二人の形をつくっていくこと。
nanairo.では、相手を「アリ・ナシ」と採点するだけではなく、その違いに自分がなぜ反応したのか、何を大切にしているのか、二人ならどう向き合えそうなのかまで、一緒に整理していきます。
相手の欠点探しではなく、二人の関係を見る婚活へ。
私は、そんな相手選びをしてほしいと思っています。
よくあるご質問
Q. 相手の欠点ばかり気になる私は、婚活に向いていないのでしょうか?
そんなことはありません。ただ、違いを見つけるたびに減点しているなら、一度「なぜ私はそこが気になるのか」を考えてみてください。自分が大切にしている価値観が見えてくることがあります。
Q. 価値観が違う人とは結婚しない方がいいですか?
すべての価値観が同じである必要はありません。違いそのものより、その違いについて話せるか、お互いの背景を知ろうとできるか、二人なりの形をつくれるかが大切だと思います。
Q. 相手に直してほしいところがある場合はどうすればいいですか?
まずは「直して」ではなく、自分がどう感じているのかを伝えてみてください。そのうえで相手の考えや背景も聞く。どちらか一方を変えるのではなく、「二人ならどうする?」を考えられる関係かを見ることも大切です。
Q. 我慢すべき違いと、交際を考え直した方がいい違いはどう判断しますか?
自分が納得して受け入れられているのか、それとも自分を押し殺しているのかを一つの目安にしてみてください。安心して気持ちを伝えられない、何度伝えても尊重されないなど、自分を継続的にすり減らす関係を「違いだから」と我慢する必要はありません。
Q. 「私のことを理解してくれない」と感じたら?
まず、自分の気持ちを相手に伝えられているかを確認してみてください。ただし、伝えてもすべてを理解し合えるわけではありません。「全部分かってくれること」より、「分からないことを知ろうとしてくれること」を見てみるのも一つです。
他にも、質問やご相談があればいつでもお問い合わせくださいね。

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nanairo.は、名前の通りあなたいろの人生に
してほしいと心から願っています。
人生色々、経験や体験、環境、状況、
人それぞれ思いや価値観があっていいんです。
だからこそ、これからについて
少し立ち止まって考えてみませんか?

