再婚したい。でも「また同じことになるかも」が怖いあなたへ

 

個別カウンセリングでのこと。

「もう一度、結婚したい気持ちはあります」

「でも、また同じことになったらと思うと怖くて……」

再婚を考えている方から、こんなお話を聞くことがよくあります。

結婚を経験し、このお仕事をしているからこそ、わかることがあります。

結婚は、好きだけではどうにもならないこと。

生活を一緒にする大変さ。

夫婦で意見が違うこと。

話し合わなければならないこと。

家族、お金、仕事、子ども、生活。

楽しいことだけではないと知っているからこそ、

「また同じことになったらどうしよう」

と思うのは、自然なことだと思います。

だから私は、

「大丈夫。次はきっとうまくいきますよ」

とは簡単には言いません。

もし、

「次は、もっと幸せな結婚をしたい」

と思っているのなら、

新しい相手を探す前に、一度やってほしいことがあります。

それは、

これまでのことを振り返ることです。

離婚=失敗、ではありません

まず最初に伝えておきたいのは、

私は離婚したことを「失敗」だとは思っていません。

一度は、自分が選んだ人です。

そのときの自分が、

「この人と結婚したい」

と思って選んだ。

もちろん、相手からプロポーズされたのかもしれません。

周りから背中を押されたのかもしれません。

いろいろな事情があったかもしれません。

それでも最終的に、

「結婚する」

という選択をしたのは自分です。

断ることだってできた中で、そのときの自分は結婚を選んだ。

そして、結果的に二人の関係が良くない方向へ進んだとしても、

今度は、

「離婚する」

という選択をした。

その結果、

「今の方が幸せです」

と思えているのなら、

それも一つの人生だと思います。

だから、

「あの人を選んだ私は間違っていた」

と、ずっと自分を責め続けなくていい。

ただ、

これからもう一度誰かと結婚したい。

そして、

今度は、より幸せな結婚生活を作っていきたい。

そう思っているのなら、

過去をただの「嫌だった出来事」のままにしておくのは、もったいないと思っています。

これからの選択につなげていきましょう。

「あの人が悪かった」だけで終わらせない

もちろん、相手に問題があったこともあるでしょう。

「話を聞いてくれなかった」

「何度言っても変わってくれなかった」

「家のことを何もしてくれなかった」

「私の気持ちを理解してくれなかった」

いろいろなことがあったと思います。

でも私は、再婚を考えるのであれば、

そこで終わらず、もう少し聞かせてもらいたいと思っています。

「なぜ、そうなっていったと思いますか?」

二人の関係に歪みが出始めたのは、いつ頃だったのでしょう。

結婚してから?

子どもが生まれてから?

仕事が忙しくなってから?

それとも、

実は結婚する前から何か感じていた?

ご家族と会ったときに、

「ちょっと気になるな」

と思ったことはなかった?

お金の使い方に、

「ん?」

と思ったことは?

話し合おうとしたときに、

「この人、話を聞いてくれないかも」

と感じたことは?

そのときは小さな点だったものが、

後から振り返ると、

「あれが始まりだったのかもしれない」

と気づくことがあります。

もし巻き戻せるなら、どこまで戻りますか?

私は、こんな質問もしてみたいです。

「もし時間を巻き戻せるとしたら、どこの段階まで戻りますか?」

そして、

「そのときの自分に、今なら何をしてほしいですか?」

結婚前の違和感を、ちゃんと聞いてほしかった?

嫌われるのが怖くても、本音を言ってほしかった?

相手ともっとお金について話してほしかった?

「結婚したら変わるかも」と期待せず、そのときの相手を見てほしかった?

もっと早い段階で、

「私はこう感じている」

と伝えてほしかった?

もしかしたら、

「結婚しない」

という選択をしてほしかった人もいるかもしれません。

ここで大切なのは、

過去の自分を責めることではありません。

今だから見えることを、次の選択に持っていくこと。

そのための振り返りです。

我慢していたことはありませんでしたか?

夫婦関係でよくあるのが、

言いたいことを言わないことです。

ぶつかるのが嫌。

喧嘩したくない。

言ってもどうせ聞いてくれない。

嫌われたくない。

面倒なことにしたくない。

だから、

「大丈夫」

と言ってしまう。

本当は大丈夫じゃないのに。

そして我慢する。

また我慢する。

でも、気持ちはなくなったわけではありません。

少しずつ溜まっていきます。

そのうち不機嫌になったり、相手への不信感が強くなったり、会話をしなくなったりする。

そして相手からすると、

「え?そんなに嫌だったの?」

となることもあります。

もちろん、

何度伝えても相手が聞こうとしなかったケースもあるでしょう。

でも、

「どうせこの人はこうだから、もう言わない」

となったとき、

その部分については、自分も二人の関係を作ることを諦め始めているのかもしれません。

自分が関係を諦めてしまったら、

二人の関係は平行線になってしまいます。

全部を変えてもらわなくてもいい

もちろん、何度話しても相手にできないこともあります。

人には得意不得意があります。

だったら、

「これは、この人には難しいんだな」

と認めることも必要です。

全部を相手に求めなくていい。

「ここは私がやるから、こっちはお願い」

でもいい。

外部のサービスに頼ってもいい。

違う方法を探してもいい。

夫婦がうまくいくために、

二人に合う方向へ舵を切っていいんです。

相手を全部自分の思い通りにしなくていいし、

自分が全部背負う必要もありません。

大切なのは、

どちらかが我慢し続けることではなく、

「じゃあ、私たちはどうする?」

を考え続けることだと思っています。

相手の問題と、自分の問題を分けて考える

ここは、とても大切なので、はっきり書いておきます。

DVや暴力。

ギャンブルによって生活を壊す行為。

浮気や不倫。

こういったことまで、

「あなたにも原因があったのでは?」

と同じように考えるつもりはありません。

たとえば浮気をした側から、

「家に居場所がなかったから」

と言われたとしても、

家に居場所がないと感じていたことと、

浮気をするという選択をしたことは別の問題です。

居場所がないと感じていたのであれば、

本来は、その時点で夫婦で話す必要があった。

「最近、家にいてもしんどい」

「二人の関係をどうしたらいいと思う?」

そうやって向き合うことが必要だったはずです。

一線を越える行動を選んだ責任まで、

もう一方が背負う必要はありません。

だからこそ、

過去を振り返るときには、

事実と、自分ができたかもしれないことを分けて整理してほしい

と思っています。

「自分にもできたことがあった」を認めるのは、自分を責めることではない

相手に問題があった。

それは事実かもしれません。

でも、

「じゃあ私はどうだった?」

というところも、私は一度見てほしいと思っています。

本音を伝えていた?

我慢しすぎていなかった?

結婚前の違和感を無視していなかった?

相手を変えようとしていなかった?

自分の「普通」を押しつけていなかった?

関係を諦めていなかった?

言わなくてもわかってほしいと思っていなかった?

ここで、

「私にも悪いところがあった」

と自分を責める必要はありません。

むしろ、

「私には、こういう関わり方の癖があるんだ」

と知る。

それが自己理解です。

自分を知ることが、次の結婚につながっていく

私は再婚を考える人にとって、

自己理解はとても大切だと思っています。

自分は何を我慢しやすい?

どんな人を選びやすい?

どんな言葉に傷つきやすい?

何をされると不安になる?

嫌われたくないとき、自分はどうなる?

怒ったとき、どうなる?

不安になったとき、相手に何を求める?

どんな家庭で育ってきた?

自分にとって「普通の夫婦」ってどんなもの?

そういう自分を知っていく。

そして、

至らなかった自分も含めて、

「私はこういうところがあるんだな」

と受け入れていく。

私は、自分のことを受け入れられないまま、

相手の違いや欠点を受け入れることは、なかなか難しいと思っています。

自分に厳しく、

「こうあるべき」

をたくさん持っていると、

相手にも、

「こうあるべき」

を求めやすくなります。

自分を認められないと、

相手に認めてもらうことで自分を満たそうとしてしまうこともあります。

だから、

次こそ「いい人」を探すことだけが、再婚準備ではありません。

自分自身を知ることも、大切な再婚準備です。

過去を「点」のままにしない

たとえば、

結婚前に相手のご家族と会ったとき、

なんとなく違和感があったとします。

そのときは、

「結婚するのはこの人だから」

と気にしなかった。

でも結婚してから、

家族との距離感が大きな問題になった。

だったら、

「あの家族が嫌だった」

だけで終わらせない。

「私は、あのとき何に違和感を感じていたんだろう?」

と考えてみる。

もしかしたら、

「何でも親に相談して、親の意見を優先するところ」

だったのかもしれません。

だとしたら次の相手に求めるのは、

「親と仲が良くない人」

ではないですよね。

「家族を大切にしながらも、二人のことは二人で話し合って決められる人」

なのかもしれません。

こうやって、

過去の出来事と、

これから望む結婚をつなげていく。

点と点を結ぶんです。

そうしないと、

せっかく経験したことが、

「嫌だった」

という点のままで終わってしまいます。

「また同じことになるのが怖い」から条件を増やしすぎない

一度つらい経験をすると、

次は絶対に同じ思いをしたくない。

そう思いますよね。

すると、

条件で安全を作ろうとすることがあります。

年収は○万円以上。

貯金は○万円以上。

職業はこれ。

家族構成はこう。

こういう人なら大丈夫。

でも、

結婚って、条件ではなく日常です。

年収が高ければ、幸せな結婚ができるとは限りません。

同じ年収でも、

お金の使い方は人によって全然違います。

高級レストランへ行くことが大好きな人。

近所のお店で、

「これ美味しいね」

と言いながら食べることが幸せな人。

家でご飯を作って、のんびり食べるのが一番好きな人。

どれが正しいわけでもありません。

そして、

たくさん稼いでいる人が高級志向とも限りません。

大切なのは、

二人がどんな日常を幸せだと感じるのか。

私は、ここが近いことの方が結婚生活では大切だと思っています。

再婚だからこそ「日常」をたくさん話してほしい

一度結婚を経験しているからこそ、

次は結婚後の生活をもっと具体的に話してほしいと思います。

お金を何に使いたい?

貯金についてどう考えている?

仕事はこれからどうしたい?

休日はどう過ごしたい?

家事はどうする?

一人の時間は必要?

家族とはどのくらいの距離で付き合いたい?

朝型?夜型?

旅行は好き?

家で過ごすのが好き?

これからどんなところに住みたい?

どんな人生を送りたい?

何を大切にして生きている?

そういう、

プロフィールの条件欄には書かれていないこと。

でも、

毎日の生活にはものすごく関係すること。

そこをたくさん話してほしいと思います。

子どもがいる再婚なら、二人だけでは決められないこともある

そして、再婚の場合、

お子さんがいるケースもあります。

その場合は、

二人が好きだから、

二人が結婚したいから、

だけでは決められないこともあります。

いつ結婚するのか。

いつ一緒に暮らすのか。

相手と子どもの関係をどう作っていくのか。

相手に親としてどこまでの役割を求めるのか。

子どもはどう感じているのか。

二人の間に新しい子どもを望むのか。

家族になった後の生活をどう考えているのか。

ここも、

「結婚してから考えよう」

ではなく、

二人で丁寧に話しておきたいところです。

一度結婚を経験したからこそ、

今度は、

「結婚できるか」ではなく「その後、どんな生活を作っていくか」

まで考えて相手を選んでほしいと思っています。

同じことを繰り返さないために

離婚して、

再婚して、

また同じようなことで関係が苦しくなる。

そういうこともあります。

相手は違う人なのに、

なぜか同じような関係になってしまう。

それは、

単純に「見る目がない」からとは限りません。

自分の中にある、

人の選び方。

我慢の仕方。

不安になったときの行動。

本音の伝え方。

相手との距離の取り方。

「夫婦とはこうあるべき」という思い。

そういうものが整理されないままだと、

相手が変わっても、

似た関係を作ってしまう可能性があります。

だからこそ、

過去を一度ちゃんと消化する。

「あの人が悪かった」

だけでもなく、

「全部私が悪かった」

でもなく、

「あの結婚では、何が起きていたんだろう?」

と見ていく。

そして、

「私はどうだった?」

も見てみる。

そのうえで、

「次の私はどうしたい?」

を考える。

ここまでやって初めて、

過去の経験が未来につながっていくのだと思います。

次は、もっと自分を知った自分で選べばいい

一度目の結婚を、

ずっと「間違った選択」にしておかなくていいと思うんです。

そのときの自分は、

そのときの自分なりに考えて選んだ。

そして、

うまくいかなくなったときには、

そこから離れるという選択をした。

今、

「もう一度、誰かと幸せになりたい」

と思っているなら、

また新しい選択をすることができます。

だったら、

これまでの経験も含めて、

これからの選択で、自分の人生を正解にしていけばいい。

次は、

前より自分を知っている。

前より、結婚生活がどんなものなのかも知っている。

前より、自分にとって何が大切なのかもわかる。

前より、

「あれ?」

という自分の感覚にも気づけるかもしれない。

前より、本音を伝えられるかもしれない。

前より、

「この人を変えればいい」

ではなく、

「今のこの人と、私はどんな関係を作れるだろう?」

と考えられるかもしれない。

だから再婚は、

「次こそ失敗しない人を探す婚活」

じゃなくていい。

これまでより自分を知った自分で、これからの人生をもう一度選んでいく婚活。

「また同じことになったらどうしよう」

と思うのなら、

その怖さを無理になくそうとしなくてもいいと思います。

一度、これまでのことを聞かせてください。

どんな人を好きになったのか。

なぜ結婚しようと思ったのか。

どんな毎日だったのか。

いつ頃から苦しくなったのか。

本当は何を言いたかったのか。

何を我慢していたのか。

そして、

今度はどんな毎日を送りたいのか。

一つずつ一緒に整理していけば、

過去の点と、

これからの未来が、

少しずつつながっていくと思います。

一度結婚したあなたには、一度結婚したからこそわかることがあります。

その経験を、

次の幸せを選ぶために使っていきましょう。

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nanairo.は、名前の通りあなたいろの人生に

してほしいと心から願っています。

人生色々、経験や体験、環境、状況、

人それぞれ思いや価値観があっていいんです。

だからこそ、これからについて

少し立ち止まって考えてみませんか?