もう疲れた…でも諦めたくない。婚活疲れの本当の原因とは?

「また今日も、いい人と出会えなかった」

「お見合いにはなるけれど、その先につながらない」

「いい人なんだけど、なぜか気持ちが動かない」

「また一から誰かを知るのかと思うと、もう疲れた……」

婚活を続けていると、そんな夜がありませんか?

アプリを開くことすら億劫になったり。

お見合いの予定が入っているのに、楽しみよりも「行かなきゃ」という気持ちの方が大きくなったり。

友人の結婚や出産の報告を見て、

「私は何をしているんだろう」

と、急に苦しくなったり。

それでも、

「もう結婚なんてどうでもいい」

と、完全に思えるわけでもない。

できることなら、大切な人と出会いたい。

安心できる家庭をつくりたい。

誰かと一緒に生きていく未来も、まだ諦めたくない。

だから休むのも怖くて、また次の人を探す。

そんなふうに、疲れた心のまま婚活を続けている方は、実は少なくありません。

でも私は、婚活に疲れたときほど、

「もっと頑張らなきゃ」

ではなく、一度違うところを見てほしいと思っています。

あなたが怠けているからでも、

婚活に向いていないからでもありません。

もしかしたら今、

自分の気持ちが見えなくなるくらい、外側の声が大きくなっているのかもしれません。


婚活に疲れるのは、「出会えないから」だけじゃない

婚活疲れというと、

「いい人に出会えないから」

「断られるから」

「婚活が長引いているから」

と思われがちです。

もちろん、それもあります。

でも、たくさんの方の婚活を見てきて感じるのは、

疲れてしまう理由は、それだけではないということです。

たとえば、

「35歳を過ぎたんだから、もう少し年齢の幅を広げた方がいい」

「条件は悪くないんだから、もう一度会ってみたら?」

「せっかく交際になったんだから、もう少し頑張ってみたら?」

「相手に好かれるためには、こうした方がいい」

「もう少し積極的にならなきゃ」

どれも、婚活ではよく聞く言葉です。

そして、間違っているわけでもありません。

婚活では、現実を見ることも必要です。

ある程度の行動量が必要なこともあります。

でも、

そればかりを考えていると、

いつの間にか、

「私はどうしたい?」

より、

「どうしたら結婚できる?」

の方が大きくなっていきます。

さらに、

「どうしたら選ばれる?」

「何を直したらいい?」

「何歳までなら大丈夫?」

「どこまで条件を下げたらいい?」

と、

婚活の正解ばかりを探すようになってしまう。

そして気づいたときには、

「私って、何が幸せなんだっけ?」

というところまで分からなくなってしまうことがあります。


「そもそも、私は結婚したいんだっけ?」

これ、婚活が長くなってきた方から、実際によく出てくる言葉です。

最初は、

「結婚したい」

と思って始めたはずなのに。

何人ものプロフィールを見て、

会って、

期待して、

違うかもしれないと思って、

また探す。

ときには断られて、

自分も誰かを断って。

また申し込んで。

また会って。

そんなことを繰り返しているうちに、

「私、本当に結婚したいのかな」

「そもそも結婚って、私に合っているのかな」

「一人で生きた方が楽なんじゃないかな」

「子どもが欲しいから焦っているだけ?」

「親や周りが結婚しているから、私も結婚しなきゃと思っていただけ?」

「ここまで婚活してきたから、やめるのが怖いだけ?」

いろんな気持ちが出てきます。

そして、考えれば考えるほど分からなくなる。

「結婚したいの?」

「したくないの?」

「どっちなの?」

と、自分に答えを求め続けて、

さらに苦しくなる。

私は、これも婚活疲れの一つだと思っています。


分からないときに、無理に答えを出さなくていい

そんなとき、

「じゃあ、結婚したいかどうか考えてみましょう」

と言われても、

たぶん、すぐには分からないんです。

だって、

冷静に考えられるだけの余白が、もう残っていないから。

婚活で疲れている。

年齢のことも気になる。

周りも結婚していく。

親からも言われる。

お見合いの予定もある。

アプリには新しい人が出てくる。

相談所から紹介も届く。

「休んでいる場合じゃない」

という気持ちもある。

そんな状態で、

「あなたは本当はどうしたい?」

と聞かれても、

分からなくて当然だと思うんです。

だから私は、

冷静になれないときに必要なのは、「答え」ではなく「余白」だと思っています。


婚活をやめなくても、「余白」はつくれる

ここでいう余白は、

「婚活を全部やめましょう」

ということではありません。

もちろん、一度しっかり休んだ方がいい人もいます。

でも、活動を続けながら余白をつくることだってできます。

毎週3件入れていたお見合いを、今週は1件にしてみる。

毎日見ていたアプリを、今日は開かない。

空いた休日に、婚活の予定を入れない。

友達とご飯を食べる。

一人で買い物に行く。

好きな映画を見る。

何もしないで、ぼーっとする。

「結婚につながること」を何もしない時間を、あえてつくってみる。

婚活をしていると、

気づかないうちに生活の中で、

「婚活中の私」

がとても大きくなります。

相手からどう見えるか。

何歳までに結婚するか。

次は誰と会うか。

この人を断っていいのか。

もっと条件を広げるべきか。

そんなことばかりを考えてしまう。

でも、あなたは「婚活をしている人」である前に、

一人の人です。

仕事をしているあなたも、

友達と笑っているあなたも、

好きなものを食べているあなたも、

何かに夢中になっているあなたも、

家でだらだらしているあなたも、

全部あなたです。

一度そこに戻ってみる。

すると、

「私、こういう時間が好きだったな」

「こういうとき、安心するな」

「この生活は大切にしたいな」

「誰かと一緒なら、こんな時間を過ごしたいな」

そんな小さな感覚が、少しずつ戻ってくることがあります。

幸せって、

頭で必死に考えて見つけるものだけじゃないんですよね。

日常の中で、

「あ、私こういうの好きだな」

と感じるところに、意外とヒントがあったりします。


周りの優しい言葉が「雑音」になることもある

そして、もう一つ。

婚活に疲れているとき、

誰かに話を聞いてもらうこともあると思います。

友達だったり、

家族だったり、

既婚者の友人だったり。

「そんなに焦らなくても大丈夫だよ」

「ちょっと落ち着きなよ」

「そのうちいい人に出会えるよ」

「考えすぎだよ」

「もう少し気楽にやったら?」

きっと、どれも悪気はありません。

むしろ、

あなたのことを心配して、

少しでも楽になってほしくて言ってくれている言葉だと思います。

親身になって話を聞いてくれる。

ありがたいことですよね。

だからこそ、

「その言葉がしんどい」

とも言いにくい。

でも、

今の自分にとって、その優しい言葉さえ“雑音”になってしまうことがあります。

「焦らなくていい」と言われても、

焦ってしまうから苦しい。

「大丈夫」と言われても、

何が大丈夫なのか分からない。

「落ち着きなよ」と言われても、

落ち着けないから困っている。

「考えすぎ」と言われても、

考えるのを止められない。

そして今度は、

「こんなに心配してくれているのに、素直に聞けない私が悪いのかな」

と、また自分を責めてしまう。

でも、

相手が悪いわけでも、

あなたが悪いわけでもありません。

今のあなたに必要な言葉と、その人がくれる言葉が合っていないだけなのかもしれません。


苦しくなるなら、「相談する相手」を変えてもいい

これは、

その人との関係を切りましょう、

という話ではありません。

大切な友達は、大切な友達のままでいい。

家族との関係も、そのままでいい。

ただ、

「婚活について相談する相手」は変えてもいい。

私は、これはすごく大切なことだと思っています。

今すぐ具体的なアドバイスが欲しいときもあります。

現実的な意見を聞きたいときもあります。

背中を押してほしいときもあります。

でも反対に、

今は何も決めたくないときもある。

「そうだったんだね」と、ただ聞いてほしいときもある。

自分でも何が苦しいのか分からないから、

話しながら整理したいときもある。

そんなときに、

「じゃあこうしたら?」

「だから条件を変えた方がいいんだよ」

「考えすぎだよ」

と答えをもらい続けると、

自分の声がさらに聞こえなくなることがあります。

だから、

相談相手を選ぶときに、

一つ感じてみてほしいことがあります。

その人と話したあと、あなたはどうなっていますか?

少し呼吸がしやすくなっていますか?

頭の中が少し整理されていますか?

「こうしなきゃ」ではなく、

「私はどうしたいんだろう」

と考えられるようになっていますか?

それとも、

話す前より焦っていますか?

自分を責めていますか?

「もっと頑張らなきゃ」

「私が変わらなきゃ」

という気持ちになっていますか?

もし、話すたびに苦しくなっているのなら、

その人との関係が悪いのではなく、

今のあなたが婚活について相談する相手としては、少し違うのかもしれません。

相談する人を変えることも、

自分を守るための一つの選択です。


「いい人なのに好きになれない」も、自分を知るヒントになる

相談を受けていると、

「すごくいい人なんです」

という言葉もよく聞きます。

仕事もしっかりしている。

優しい。

条件も悪くない。

嫌なところも特にない。

「だから、もう一度会った方がいいですよね?」

と聞かれることがあります。

そんなとき、私は少し立ち止まりたいと思っています。

「あなたは、もう一度会いたい?」

条件の話ではなくて。

一般的に「いい人」かどうかでもなくて。

あなた自身は、

その人ともう一度話してみたいと思った?

一緒にいるとき、どんな自分だった?

楽しかった?

安心できた?

もっと知りたいと思った?

それとも、

嫌われないようにずっと気を遣っていた?

もちろん、一度会っただけで答えを出さなくてもいい。

最初からドキドキする必要もありません。

でも、

自分が何を感じていたのかは、

置き去りにしないでほしいんです。

「いい人なのに好きになれない私はおかしい」

ではありません。

なぜ心が動かなかったのか。

反対に、

どんな瞬間には少し心が動いたのか。

そこを見ていくことが、

自分の幸せを知ることにつながっていきます。


私も35歳から、本気で婚活をしました

私自身、35歳で本気で婚活を始めました。

婚活をしていた頃は、

「結婚するためにはどうしたらいいんだろう」

「この年齢なら、こうした方がいいのかな」

「相手からどう見られるんだろう」

そんなことを、たくさん考えていました。

年齢という現実もあります。

だから私は、

「年齢なんて関係ないよ」

「いつか運命の人が現れるから大丈夫」

とは言いません。

現実を見ることは必要です。

年齢の幅を広げることが必要になることもある。

希望条件を見直すことが必要な場合もある。

行動を増やした方がいい時期もあります。

でも、

現実を見ることと、自分の気持ちを諦めることは違います。

私は37歳で結婚しました。

そして、結婚したらすべてがハッピーエンドだったかというと、

もちろん、そんなことはありません。

結婚したその先にも、生活があります。

意見が合わないこともある。

思っていた反応が返ってこないこともある。

お金のこと。

家族のこと。

仕事のこと。

子どものこと。

体調のこと。

人生が思い通りにいかないことだってあります。

だからこそ今、

婚活中の方に伝えたいことがあります。

結婚相手を選ぶということは、

条件のいい人を探すことだけではありません。

その人と、どんな毎日を生きていきたいのか。

そこを考えることなんだと思います。


結婚した、その先を考えてみる

もし今、

「何が幸せなのか分からない」

「結婚したいのかさえ分からない」

という状態なら、

無理に「結婚する・しない」を決めなくてもいいと思います。

少し余白ができてから、

こんなことを考えてみてください。

あなたは、どんな家庭を築きたいですか?

どんな会話をする二人でいたいですか?

休日は、どんなふうに過ごしたいですか?

疲れて帰ってきた日は、どんな関係でいたいですか?

困ったことが起きたとき、

どんなふうに向き合える二人でいたいですか?

そして――

その未来が叶ったら、あなたは何が嬉しいですか?

もう一つ。

こんな質問もしてみてほしいんです。

「結婚しなければならない、がなかったとしたら、私はどう生きたい?」

誰にも何も言われなかったら?

年齢を気にしなくてよかったら?

世間の「普通」がなかったら?

あなたは、どんな毎日を選びたいでしょう。

その答えが、

「やっぱり私は誰かと生きていきたい」

かもしれない。

「まだ分からない」

かもしれない。

どちらでもいいんです。

今すぐ答えを出すことが目的ではありません。

自分の声が聞こえるところまで戻ってくること。

まずは、そこからです。


婚活疲れの本当の原因は、「自分から離れすぎてしまったこと」かもしれない

婚活をしていると、

本当にたくさんの「外側の声」が入ってきます。

相手の反応。

お断りの結果。

カウンセラーからのアドバイス。

友達の意見。

親の心配。

SNSの婚活情報。

年齢。

条件。

成婚率。

「こういう女性が選ばれる」

「こういう男性を選んだ方がいい」

情報を集めれば集めるほど、

正解を探せば探すほど、

自分の声が小さくなってしまうことがあります。

そして、

何が幸せなのか分からない。

結婚したいのか分からない。

自分に結婚が合っているのか分からない。

そんなループに入ってしまう。

だから、

もう疲れたと思ったときに、

無理やり答えを出さなくてもいいんです。

「続けるか、やめるか」

を決める前に、

まず余白をつくる。

外側の声を少し小さくする。

そして、

自分の感覚が戻ってくるのを待つ。


疲れているときに、人生の答えまで決めなくていい

「もう疲れました」

そう話してくださる方に、

私は無理に婚活を続けてほしいとは思いません。

でも同時に、

疲れ切っているときに、

「もう私は結婚できない」

「私には結婚は向いていない」

と、人生の答えまで決めてほしくないとも思っています。

疲れているだけかもしれないから。

傷ついているだけかもしれないから。

周りの声を聞きすぎて、

自分の声が聞こえなくなっているだけかもしれないから。

今の婚活のやり方が、

あなたに合っていないだけかもしれないから。

休んでもいい。

ペースを落としてもいい。

相談する相手を変えてもいい。

婚活の方法を変えてもいい。

そして、

またやりたくなったら始めてもいい。


現実を見る。
でも、未来まで諦めない。

年齢の幅を広げることも、一つの選択肢。

条件を見直すことも、一つの選択肢。

少し休むことも、

そのまま続けることも、

相談する相手を変えることも、

全部、自分で選んでいい。

ただ、

「私はこの年齢だから」

「選ばれないから」

「みんながそう言うから」

という理由で、

自分の価値や、自分が望む未来まで小さくしなくていい。

婚活は、

誰かから合格をもらうための時間ではありません。

これからの人生を、

「私はどう生きたい?」

と考えていく時間でもあります。

もし今、その答えが分からないなら、

分からないままで大丈夫。

今は答えを探すことより、

自分の声が聞こえるくらいの余白をつくることから始めてみてください。

そして少し心が静かになったとき、

もう一度、自分に聞いてみてほしいんです。

私は、どんな毎日を生きたい?

その毎日を、誰かと一緒に生きていきたい?

そして、

その未来が叶ったら、私は何が嬉しい?

そこに、

あなたの婚活をもう一度始めるためのヒントがあるかもしれません。

選ばれるより、

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三堀有美

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nanairo.は、名前の通りあなたいろの人生に

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