婚活中は、なぜこんなにも感情が揺れるのか?

婚活をしていると、自分でも驚くくらい感情が揺れることがあります。
「この人、いいかもしれない」
と思った数日後には、
「やっぱり違うかもしれない」
と思ったり。
相手から連絡が来れば嬉しいのに、少し返信が遅くなると不安になる。
お見合いやデートで言われた何気ない一言が引っかかって、
「なんでそんな言い方するんだろう」
と、ものすごく腹が立つこともある。
そして、交際終了になれば、
「もう婚活なんてしたくない」
「また一から誰かと出会って、関係を作るなんて無理」
と思う。
婚活中は、本当に感情の振れ幅が大きくなります。
でも私は、それを単純に
「婚活に疲れているから」
だけだとは思っていません。
感情が大きく動いたときには、そこに自分を知るためのヒントが隠れていることがあります。
目の前の相手だけに反応しているとは限らない
たとえば、相手から何かを言われたとき、
「マウントを取られた」
「否定された」
「馬鹿にされた」
と感じることがあります。
もちろん、本当に失礼なことを言う人もいます。
そこを無理に、
「私の受け取り方が悪いんだ」
と考える必要はありません。
でも、一度考えてみてほしいことがあります。
私は、なぜこの言葉にこんなに反応したんだろう?
ということ。
人にはそれぞれ、これまで生きてきた中で経験してきたことがあります。
親との関係。
過去の恋愛。
友人関係。
仕事。
誰かに否定された経験。
比べられて傷ついた経験。
我慢しなければ関係が保てなかった経験。
そういうものが、自分でも気づかないうちに「物差し」になっていることがあります。
だから、目の前の人が言った一言によって、
まだ自分の中で消化しきれていなかった感情の蓋が、突然開くことがある。
私自身にもありました。
相手の言葉に対して、
「マウントを取られている」
と感じたり、否定されたように受け取ってしまったことがあります。
でも、あとから振り返ると気づくんです。
目の前にいる人は、私を過去に傷つけた人とは違う。
なのに私は、これまで経験してきた出来事によって作られた物差しで、その人を見ていたところもあったんじゃないかと。
そして、相手を否定してしまったことを、今では申し訳なく思うこともあります。
これは、
「私が悪かった」
という話をしたいわけではありません。
人は、今までの経験を通して目の前の出来事を見ている。
それに気づくことが、とても大切なんだと思っています。
「嫌われたくない」も、感情を大きく揺らす
婚活では、関係が深くなるほど、
「嫌われたくない」
という気持ちが出てくることがあります。
やっと出会えた。
何度もデートした。
少しずつ相手のことがわかってきた。
自分のことも話せるようになってきた。
ここまで来たのに、この人と終わってしまったら、
また一から誰かと出会って、関係を作らなければならない。
そう考えるだけで疲れてしまう人もいるでしょう。
だから、
本当は嫌だったことを言えない。
本当は違和感があるのに見ないことにする。
「これくらいなら私が合わせればいい」
と思ってしまう。
本当はもっとわがままを言いたかったのに、嫌われないように我慢していた。
そんなことはありませんでしたか?
交際が終わったとき、
「この人以上の人なんていない」
と思うかもしれません。
でも、一度落ち着いて振り返ってみてほしいんです。
私は本当に、この人といるときの自分が好きだった?
素の自分でいられていた?
言いたいことを言えていた?
小さな違和感を、なかったことにしていなかった?
もしかすると、もっと自分らしくいられる人がいるかもしれません。
年齢を重ねると「手放すこと」が怖くなる
若い頃は、勢いで進めることがあります。
「好きだから結婚する!」
「なんとかなる!」
そんなエネルギーもある。
でも、年齢を重ねると慎重になります。
仕事がある。
住む場所がある。
生活リズムがある。
一人で過ごす時間もある。
自分なりに築いてきた人生があります。
だから結婚したいと思っていても、いざ現実になってくると、
「今の生活を変えて大丈夫?」
「この人と本当に結婚していい?」
と怖くなる。
反対に、今の交際を手放すことにも抵抗を感じます。
「また一からなの?」
「次の人が見つかる保証なんてない」
「この年齢で、この人を断って大丈夫?」
進むのも怖い。
手放すのも怖い。
だからこそ、婚活では感情が大きく揺れるんだと思います。
でも、一番避けたいのは、
「もうこの人を逃したくない」
という怖さだけで進んで、
結婚したあとに、
「やっぱり、あのとき感じていた違和感は間違っていなかった」
と後悔することです。
婚活には「試されごと」があると思っている
私は婚活をしていると、
「試されごと」のような出来事が起こることがあると思っています。
誰かに試されているという意味ではありません。
自分自身に、
「本当に、この選択でいい?」
と問われるような出来事です。
嫌われたくないから選んでいない?
年齢が不安だから、しがみついていない?
また一から婚活するのが嫌だから、違和感を見ないことにしていない?
逆に、過去に傷ついた経験から、目の前の人まで同じ人だと決めつけていない?
そして、
「自分の心は、なんて言ってる?」
と、自分に聞いてみる。
私は、もしそこでお別れすることになったとしても、
その出会いが無駄だったとは思いません。
結婚してから気づくのではなく、
結婚する前に気づくことができた。
「私はこういうことで傷つくんだ」
「私はこんなときに我慢してしまうんだ」
「私は本当はこういう関係が欲しかったんだ」
それを知るために、
結婚前に必要だった経験だったのかもしれない。
そう思うんです。
感情が大きく動いたときは、すぐ答えを出さなくていい
相手に腹が立った。
傷ついた。
もう別れたい。
そんなとき、私はすぐに答えを出さなくていいと思っています。
まず、物理的に距離を取ってみる。
そして、
自分を満たしてほしい。
頑張りすぎているときは、どうしても視野が狭くなります。
余裕がないと、相手の何気ない言葉まで悪く受け取ってしまうこともあります。
自分の物差しだけに偏ってしまうことだってあります。
私の場合は、
温泉に行ったり。
一人の時間を作ったり。
旅行へ行ったり。
いったん、その出来事から離れます。
そうやって自分の機嫌を自分で取る。
私は、ここが始まりだと思っています。
自分が満たされると、出来事を少し離れて見られる
少し余白が戻ってくると、
「本当に相手は私を否定していたのかな」
「私が過去の経験を重ねていたところもあったかな」
と考えられるようになることがあります。
逆に、
「いや、落ち着いて考えても私はあの言葉が嫌だった」
という答えになることもある。
それでいいんです。
自分を満たすのは、
相手を許すためでも、
我慢するためでもありません。
出来事を客観的に見るため。
感情の真ん中にいるときではなく、少し離れたところから、
「何が起きたんだろう」
「私は何を感じたんだろう」
「相手は何を伝えたかったんだろう」
と考えてみる。
そこで初めて見えることがあります。
そして、相手に伝えてほしい
気持ちが少し落ち着いたら、私は相手と話してほしいと思っています。
相手に求めるだけではなく、
自分が何を感じて、どんな気持ちだったのかを伝える。
「あなたのあの言葉が悪い」
ではなく、
「あの言葉を聞いたとき、私はこう感じた」
と。
言わなければ、わからないことなんてたくさんあります。
自分が何を大切にしているのか。
何を言われたら傷つくのか。
どうしてほしかったのか。
相手はエスパーではありません。
そして、その話をしたときに、
相手がどう向き合ってくれるのかも、とても大切です。
結婚前に見てほしいのは「違わないこと」ではない
私は結婚生活を続けていくために、大切なことがあると思っています。
素の自分を出せるか。
お互いに本音を話せるか。
そして意見が違ったときに、
「じゃあ、これから二人でどうしていこうか?」
と建設的に考えられるか。
結婚したら、いくらでも違いは出てきます。
お金。
仕事。
家事。
親。
子ども。
休日の過ごし方。
時間の使い方。
全部同じ人なんて、なかなかいません。
だから私は、
価値観が違わない相手を探すことより、違ったときに二人で話し合える関係を作れるかの方が大切
だと思っています。
婚活中に起こる小さな衝突や違和感も、それを見る機会になります。
どんな関係になりたいですか?
婚活をしていると、
「この人は私を幸せにしてくれる?」
「私を大切にしてくれる?」
と、相手を見ることが多くなります。
もちろん、それも大切です。
でも、もう一つ考えてみてほしいんです。
私は、この人とどんな関係になりたい?
そして、
私は、相手にとってどんな自分でいたい?
相手に求めるだけでは、関係は作れません。
自分も相手を知ろうとする。
自分の気持ちを伝える。
相手の気持ちも聞く。
違ったら話す。
そして、
「私たちはどうしていこうか」
と二人で考える。
それができる人なのかを、結婚する前にたくさん見てほしいと思っています。
婚活中、感情が大きく揺れることはあります。
でも、そのたびに、
「こんなことで揺れる私はダメ」
と思わなくていい。
感情が動いたら、
少し距離を取って、自分を満たす。
そして、
「私は、どうしてこんなに心が動いたんだろう?」
と考えてみる。
そこには、
過去から持ってきた感情があるかもしれない。
本当は我慢していたことがあるかもしれない。
ずっと大切にしたかった価値観が隠れているかもしれない。
婚活は、相手を探す時間であると同時に、
自分を知っていく時間でもあります。
そして、その一つひとつの経験が、
「誰かに選ばれるため」ではなく、
自分が納得できる結婚を選ぶための経験になっていく。
私は、そう思っています。

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nanairo.は、名前の通りあなたいろの人生に
してほしいと心から願っています。
人生色々、経験や体験、環境、状況、
人それぞれ思いや価値観があっていいんです。
だからこそ、これからについて
少し立ち止まって考えてみませんか?


