何回会ったかより、どんな関係をつくってきたか。結婚につながる二人の「会話」の話

婚活をしていると、
「もう3回会いました」
「5回目のデートです」
「毎週会っています」
というように、会った回数で二人の関係がどのくらい進んでいるのかを考えることがあります。
もちろん、会うことは大切です。
実際に会わなければ、わからないこともたくさんあります。
でも私は、
何回会ったか以上に、その時間の中でどんな関係をつくってきたのか
を見てほしいと思っています。
10回会っていても、お互いに嫌われないように当たり障りのない話だけをしていたら、まだ知らないことはたくさんあるでしょう。
反対に、会った回数はそれほど多くなくても、自分の気持ちを伝えたり、相手の考えを聞いたり、小さな違いについて話した経験があれば、少しずつ二人の関係は深まっていきます。
結婚してから必要になるのは、
いつも意見が一致することではなく、違ったときにも話せる関係だからです。
結婚したら「違う」は何度も起こる
婚活中は、
「価値観が合うかな」
「生活スタイルは合うかな」
「結婚観は近いかな」
と、二人の共通点を探したくなるものです。
でも、結婚して一緒に生活を始めれば、意見が違う場面は何度も出てきます。
お金の使い方。
家事のやり方。
休日の過ごし方。
仕事への考え方。
一人で過ごす時間。
子育て。
親との付き合い方。
家族との距離感。
結婚前にすべて確認しておくことはできません。
それに、結婚したときには同じ考えだったとしても、仕事や家族の状況、年齢によって考え方が変わることもあります。
だから婚活中に見ておきたいのは、
「この人は私と同じ考えなのか」だけではありません。
それ以上に、
「私と違ったとき、この人とはどうなるんだろう?」
というところだと思っています。
「あなたはそう思うんだね」と一度受け止める
意見が違ったとき、私はまず、
「あなたはそう思うんだね」
と、一度受け止めることが大切だと思っています。
受け止めるというのは、相手に賛成することではありません。
自分の意見を引っ込めることでもありません。
相手には相手の考えがあることを、まず認める。
そのうえで、
「私はこう思っている」
と、自分の考えも自分の言葉で伝える。
何でも、
「わかった」
「あなたに合わせるよ」
で終わらせれば、ケンカは少ないかもしれません。
でも、その「わかった」の中に我慢が積み重なっていたら、いつか苦しくなります。
結婚生活は長いものです。
だからこそ、
相手の考えも尊重する。
でも、自分の考えも伝える。
その両方が必要なのだと思います。
「違っていてもいい」と思える家は、安全基地になる
夫婦だからといって、何もかも同じである必要はありません。
「あなたはそう思うんだね」
「私はこう思っているよ」
と、お互いが違いを認められる。
それでも一緒にいられる。
私は、そんな家庭は安心して帰れる場所になると思っています。
反対に、
「こんなことを言ったら否定されるかな」
「また怒られるかな」
「どうせわかってもらえない」
と思い続けていたら、だんだん本音を言わなくなります。
最初は話していた人も、
「言っても仕方がない」
と諦めてしまう。
表面的にはケンカが減るかもしれません。
でも、それは関係が良くなったのではなく、どちらかが話すことを諦めただけかもしれません。
本音を出せない状態が続けば、少しずつ夫婦の心の距離が離れていくこともあります。
だから私は、
「違っていても、ここにいていい」
と思える家庭であってほしい。
家族がお互いにとっての安全基地であることは、とても大切だと思っています。
その場ですぐに解決できなくてもいい
とはいえ、相手から違う意見を言われた瞬間に、
「あなたはそう思うんだね」
と、いつも冷静に受け止められるわけではありません。
腹が立つこともある。
悲しくなることもある。
「なんでそんなことを言うの?」
と思うこともあるでしょう。
大切なのは、
その場ですぐに完璧な話し合いができることではありません。
感情的になっているときに話しても、相手を責める言葉ばかりになってしまうことがあります。
そんなときは、一度離れてもいい。
ただ、何も言わずに無視するのではなく、
「今は冷静に話せそうにないから、少し時間を置きたい。また話そう」
と伝える。
そして、少し距離を取る。
これも、関係を守るためのコミュニケーションだと思います。
気持ちに「余白」をつくる
距離を取ったら、私はまず自分の好きなことをします。
温泉に行く。
美味しいものを食べる。
一人でゆっくりする。
仕事をする。
自分が心地よいと思える時間を過ごす。
相手から少し離れて、
自分の気持ちに余白をつくる。
怒っている最中は、
「相手が悪い」
「なんでわかってくれないの?」
「普通はこうでしょう」
と、気持ちの矢印が全部相手に向いてしまいます。
でも、少し気持ちに余白ができると、
「私は、なんであんなに嫌だったんだろう?」
と、自分に問いかけられるようになります。
相手を責める気持ちを、自分への問いに変えてみる
少し冷静になったら、
「私は、どうしてあんなに腹が立ったんだろう」
「何が悲しかったんだろう」
「本当は、何をわかってほしかったんだろう」
と、自分に問いかけてみます。
ここで大切にしたいのは、頭で正解を探しすぎないことです。
「どちらが正しいんだろう」
「私が間違っているのかな」
「結婚したら、このくらい我慢するべきなのかな」
と頭だけで考えていると、また「正しい・間違っている」の話になってしまいます。
それよりも、
「私は、本当はどう感じている?」
と、自分の心を見てみる。
悲しかったのか。
寂しかったのか。
怖かったのか。
大切にされていないように感じたのか。
それとも、自分の思い通りにならなくて腹が立ったのか。
心を見ていくと、
「昔、同じようなことで傷ついたことを思い出したんだ」
「本当は察してほしかったんだ」
「こうしてくれるはず、と勝手に期待していたのかもしれない」
と、自分の中にあったものが見えてくることがあります。
すると、最初は全部「相手の問題」だと思っていたことの中に、自分自身の課題が混ざっていたと気づくこともあります。
でも、何でも、
「私の問題だった」
「私が悪かった」
にする必要はありません。
冷静になっても、
「私はやっぱりこれは嫌だ」
と思うことだってあります。
それも大切な自分の気持ちです。
だからこそ、
自分の課題と、相手の課題を切り分ける。
「これは私の過去からくる反応かもしれない」
「でも、この言い方をされたことは私は嫌だった」
「これは相手の考え方だから、私が変えられるものではない」
そうやって整理していく。
すると、もう一度相手と話すときにも、
「あなたが悪い」
ではなく、
「私はこう感じた」
から話せるようになります。
大切なのは「会話に戻ってこられること」
意見が違ったとき、その場ですぐに解決できなくてもいい。
少し離れてもいい。
感情的になる日があってもいい。
でも、大切なのは、
落ち着いたあとに、もう一度会話に戻ってこられること。
「さっきは感情的になってしまったけれど、考えてみた」
「私はこういうところが悲しかったんだと思う」
「あなたが言っていたことって、こういう意味だった?」
そうやって、もう一度話す。
そして相手も、
「あなたはそう感じたんだね」
と受け止め、
「私はこういうつもりだった」
と自分の考えを伝える。
それでも、意見が一致しないことはあります。
一致しなくてもいいんです。
お互いが、
「あなたはそう思うんだね」
と認められるなら、それで終わる話もあります。
何か決める必要があることなら、
「じゃあ、二人ならどうしようか」
と考えればいい。
夫婦生活では、この繰り返しが何度もあります。
婚活中だからこそ、小さな「違う」を怖がらない
婚活中は、できれば嫌われたくありません。
だから、
「私は違うと思う」
と言うことが怖くなる人もいます。
相手に合わせた方が、関係はうまくいくように感じるかもしれません。
でも、結婚したらずっと合わせ続けることはできません。
だから私は、婚活中から小さな「違う」を怖がらなくていいと思っています。
自分の意見を伝えてみる。
相手の違う意見も聞いてみる。
少し行き違ったときに、どうなるのかを見る。
そして、もし気まずくなったとしても、
二人でまた会話に戻ってこられるのか。
そこには、その人との結婚生活を考えるうえで、とても大切なものが見えると思います。
何の衝突もなかった二人より、
一度小さな違いがあって、それでも話し合いに戻ってこられた二人の方が、
「この人とは、違っても大丈夫かもしれない」
という安心につながることもあります。
何回会ったかより、どんな関係をつくってきたか
婚活では、会った回数が一つの目安になることがあります。
でも、人の気持ちや関係性は、回数だけでは測れません。
楽しい時間を過ごした。
相手を知った。
自分のことも伝えた。
嬉しいことも話した。
違う意見も出した。
少し気まずくなったこともあった。
それでも、また話した。
そんな一つひとつの積み重ねが、
「この人の前なら、自分でいても大丈夫」
という安心につながっていくのだと思います。
結婚したら、「違う」は何度も出てきます。
だから、違わない相手を探すことだけに一生懸命にならなくてもいい。
違ったときにも、お互いの気持ちを伝えられる。
その場でできなくても、また会話に戻ってこられる。
婚活中から、そんな関係を少しずつつくっていってほしいと思っています。
何回会ったかより、
何を話してきたか。
そして、それ以上に、
その会話を通して、二人の間にどんな関係をつくってきたか。
結婚相手を考えるときには、そんなところにも目を向けてみてください。

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nanairo.は、名前の通りあなたいろの人生に
してほしいと心から願っています。
人生色々、経験や体験、環境、状況、
人それぞれ思いや価値観があっていいんです。
だからこそ、これからについて
少し立ち止まって考えてみませんか?


